こんにちは、さくらです。
中学校では卒業式が行われている頃だと思います。
ついこの間まで受験生だったみなさん、卒業おめでとうございます。
今まで受験勉強でやりたいことができなかったぶん、高校入学まで存分に羽を伸ばしてください。
同時に、高校生になるための準備を進めていきましょう。
数学の予習は進んでいますか?
教科書を入手したら、各科目とも目を通しておくとよいでしょう
卒業を迎えた皆さんに、春休みに読みたい本を2冊紹介します。
この機会を利用して、未来の自分の土台を作るためのヒントをつかんでください。
「君たちはどう生きるか」 吉野源三郎 (岩波文庫) ¥ 840
新しい世界に向かう君に贈る本の定番。
初版は1937年と古いものですが、今読んでも若者の本質に変わりはないと感じます。
主人公のコペル君は旧制中学の2年生。
本編中にも出てきますが、旧制中学に通う=エリートという時代です。
公立上位校には旧制中学を母体に持つ学校も多いので、読んでおくとよい心構えになると思います。
大人になってから読んでも得るもののある本ですが、10代に読んでおけばよかったと後悔もさせてくれます。
最後につけられた丸山真男の回想も秀逸です。(これは大人が読みたいものです)
中高生が自分から買うような本ではないので、ぜひプレゼントしてあげたい1冊です。
君たちはどう生きるか |
「社会の仕組み」について経済学者の筆者が、わかりやすく教えてくれる一冊です。
1978年発行と少し古い本ですが、今の生徒が読んでも現在のこととして受け取れるでしょう。
食糧問題、エネルギー問題、格差、社会とお金、など、まさに現在、問題になっているテーマが語られています。
「常識は本当に常識なのか」「見えていない部分を考えてみよう(疑ってみよう)」という視点は、大人が読んでもハッとさせられます。
(私が大学生の頃、伊東先生の「天地をひっくり返すような考え方」に感動したものです)
原発について、30年以上も前に「経済の観点から不必要である」と説いていることにも驚きます。
「君たちはどう生きるか」が倫理面(内面)を中心に書かれているのに対して、こちらは実生活に役立つ考え方が中心になっています。
中高生にはこちらのほうがわかりやすく、役に立ったと思えるでしょう。
これも、自ら手に取るような本ではないかもしれません。
君たちの生きる社会 |
前回のコラムでお願いしました得点開示情報ですが、続々と報告してしていただいています。
私に直接送信していただいた分を含めると、わずか1週間で約40件も報告していただいています。
ご協力、ありがとうございます。
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件数が少ない学校ほど情報を求める人は多いはずです。(調べても、なかなか情報が出てこないのですから)
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