さくら進学クリニック 『進学コラム』

千葉県北西部の公立上位高校志望の受験生に受験情報に関するアドバイスをお送りするブログです

 千葉県北西部の公立上位高校志望の受験生に受験情報に関するアドバイスをお送りするブログです
 受験勉強のやり方など勉強に関するアドバイスは、もうひとつのブログ さくらweb進学塾 に掲載しています
 高校受験Q&A、上位校の入試状況などは さくら進学クリニック にまとめています

 2025年千葉県公立高校入試は2月18・19日です

 さくら進学塾のホームページ に進学コラム特別編「公立上位校受験は普通の高校受験とは違う」を掲載中です

 さくら進学塾では3月より新年度授業を開始しています
 現在、中2・中3生を募集しています
 詳しくは>>さくら進学塾のホームページ をご覧ください

「282.2013年入試日程について」

こんにちは、さくらです。
前回は判明し始めた私立高の入試日程を紹介しましたが、この時期にはまだ「入試全体の流れ」がわかっていない人が多いと思います。
そこで今回は、2013年入試「全体の日程」を確認していきます。
私立高入試はいつ始まって、公立入試にどう関係していくのか、しっかり理解しておきましょう。


12月15日ごろから、県内私立高校で「入試相談」開始


入試相談とは、一部(実際は大半)の私立高校に中学校の先生が「合格の可能性」を相談に行くものです。
この段階で「入試相談のある高校」=「安全校」は決定します。


1月17日から 県内私立高 前期選抜


県内私立高校の入試の中心は前期選抜です。
ほとんどの高校で前期選抜のほうが後期選抜よりも募集定員が多くなっています。


2月5日から 県内私立高 後期選抜


多くの高校で後期選抜は2次募集的色彩が強くなっています。
(入試相談のある高校では、完全に2次募集といってよい状況です)


県内私立高校の正式な解禁日はまだ発表になっていないと思いますが、すでにホームページに掲載している学校を見る限り、2012年と同じと考えてよいと思います。


ほとんどの高校で、前期選抜終了後に後期選抜の願書受付を締め切ります。
そのため、前期の結果を見た上で後期の出願校を決めることができます。


私立後期と公立前期の間は1週間程度しかないので、私立後期を受験すると公立対策が手薄になる可能性があります。
公立第一志望の人は、私立後期を受けないですむような併願パターンを組むと安心でしょう。
私立高入試を前期だけで済ますことができれば、1か月近く公立向けの勉強に専念することができます。


都内私立高校・一般入試(2月10日〜)を受験する人は、公立前期までほとんど間がないので注意しましょう。


2月12日・13日 公立前期選抜 (19日発表)


試験日、発表日とも2012年より2日早くなっています。
注意すべきは「願書受付期間」で2月1日・4日と、こちらも締め切りが2日早くなっています。
2012年では6日・7日だったので、私立後期の発表が高校によっては(6日が発表の学校なら)ギリギリ間に合ったのですが、2013年は私立後期の結果を見ての出願は不可能になっています。


2月13日は筑波大付属、東京学芸大付属、お茶の水女子大付属など国立高校の試験日と重なります。
国立と公立上位校を併願したいと考えている人は注意が必要です。


前期選抜には志願変更がありませんので、挑戦していくのか、安全志向でいくのか、十分考えて出願しましょう。


2月28日 公立後期選抜 (3月6日発表)


後期選抜は試験日・発表日とも1日早くなっています。(2012年はうるう年だったので、2日早くなったともいえますが)


後期選抜の願書受付は2月21日・22日と、前期発表日(19日)の2日後です。
前期の不合格にショックを受けているヒマはありません。
前期・後期2回の入試制度は、受験生に必要以上の「精神的負担」を強いるようにできています。
「前期が不合格だった場合」の想定を十分にして願書を用意しましょう。


後期選抜では、願書提出後に一度だけ志願校の変更(2月25日・26日)ができます。
以前は変更することを中学校の先生が嫌ったものですが、最近は倍率を見て積極的に動くようになっています。
前期が不合格になったことで「うろたえて」しまった場合は、とりあえず予定どおり願書を出した後、志願変更まで「落ち着いて」考えるとよいでしょう。


千葉県の高校入試は「私立前期選抜」から「公立後期選抜発表」まで50日以上もあります。
この間、ずっと緊張状態が続きますので、受験生本人だけでなくご家族にとっても大変な試練となります。
心の準備だけは早めにしておきましょう。



私立前期選抜(併願)の日程と注意点
青字は2013年の日程、黒字はホームページ未掲載のため2012年の日程ですので変わる場合があります)


1日目(17日) 市川、専修大松戸、日大習志野国府台女子学院
2日目(18日) 東邦大東邦昭和学院秀英専修大松戸、芝浦工業大柏、日出学園八千代松陰
3日目(19日) 渋谷教育学園幕張、芝浦工業大柏
4日目(20日) 八千代松陰


第一志望(単願・専願)入試は、ほとんどが前期に行われています。
併願入試でも、ほとんどの高校で前期の定員のほうが多くなっています。
定員配分を考えれば県内私立入試の中心は前期にあるといえます、合格を確保したい高校は前期から受験しましょう。


成田の前期選抜は、第一志望のみで併願はありません。
日出学園の入試は前期のみです。
渋谷幕張の前期は5科入試です。
東邦は前期・後期とも4科(英数国理)入試です。


私立後期選抜(併願)の日程と注意点


1日目(5日) 市川、専修大松戸、成田
2日目(6日) 東邦大東邦昭和学院秀英、芝浦工業大柏、国府台女子学院、八千代松陰
3日目(7日) 渋谷教育学園幕張日大習志野


後期は募集定員が少ないだけでなく、想定外に合格者を絞ることがあります。
過去の入試結果(偏差値・倍率)は、あてにならないことがあるので注意が必要です。


成田の併願入試は後期のみです。
日出学園は後期選抜での入試を行っていません。


公立前期選抜について


前期選抜の定員枠は普通科で30%〜60%となっていますが、全校で上限の60%に設定されています。
専門学科では50%〜80%となっており、上位校でも県柏・理数科など80%の高校があるので注意が必要です。
選抜は1日目が全校共通問題(1教科50分)で、2日目は学校独自の検査(面接、作文、自己表現、学校独自問題など)を実施します。


2日目の選抜内容は例年7月頃発表になります。
2013年で現在の制度も3年目ですから大きな変更はないと思いますが、注意しておきましょう。


前期選抜では「調査書の評価方法」や「学校独自の検査の扱い」など、高校によって選抜・評価方法がまちまちです。
各高校のホームページに「選抜・評価方法」が掲載されていますので、確認しておくとよいでしょう。
(ただし、現在掲載されているのは2012年のものです、新しいものは例年10月末頃に掲載されます)


公立後期選抜について


後期選抜は5教科の全校共通問題です。
1教科40分なので、前期選抜の試験問題を若干圧縮したものになっています。
問題数が少ないため1問の配点が大きいのが特徴です。


各高校が必要に応じて面接等を実施できることになっていますが、上位校ではほとんど実施されません。


後期選抜は全校がほぼ同じ方法で選抜します。
選抜・評価方法が明確なので、自分の実力から合否の予測がしやすくなっています。



かけ足で千葉県高校入試について確認してきましたが、だいたいの様子はつかめたでしょうか。



ランキングに参加しています。
クリックすると投票していただけます(ランキングの画面が開きます)、よろしくお願いします。
にほんブログ村 受験ブログ 高校受験(塾・指導・勉強法)へ人気ブログランキングへ

「さくら進学クリニック」に戻る
「進学コラム」のTOPに戻る

 《コメントについてのお願い》
 ・コメントはできるだけ最近のコラムにお願いいたします、古いコラムにコメントしていただいても気づかない場合があります
 ・コメント欄はコラムに対するご意見やご質問、受験情報を書き込んでいただくものです
  読者のコミュニケーションの場ではありませんので、掲示板的な書き込みはご遠慮ください
 ・情報は中学校や高校からなど確証のあるものをお願いいたします、うわさ話などの不正確な情報は書き込まないでください
 ・受験勉強のやり方など勉強に関するご相談は「さくらweb進学塾」に書き込みをお願いいたします
 ・ネット上に個人情報をさらすことはトラブルの元になります
  ご相談以外で、成績、志望校、部活動などの個人情報を書き込まないようにしてください
 多くの受験生や保護者の方が見ています、他人を不快にしない、役に立つコメントをお願いいたします
 不適切なコメントと判断した場合、削除させていただく場合があります