県内私立高校の入試日程が出そろいました。
上位校の日程(併願のみ)をまとめるとともに、変更点をチェックしていきましょう。
(定員は学校により第一志望なども含みます)
「前期選抜」 前期選抜では、学校によって単願や第一志望の制度があります
1月17日
・市川 (35名) 変更なし
・専修大松戸 (226名 2日間合計) 変更なし、前期は2日間入試(「1日のみ」or「2日とも」)
1月18日
・東邦大東邦 (50名 専願含む) 変更なし
・昭和学院秀英 (90名 一志含む) 臨時定員増+40名
・専修大松戸
・芝浦工大柏 (135名 一志含む 2日間合計) 臨時定員増+30名、前期は2日間入試(「1日のみ」or「2日とも」)
・国府台女子 (普通科60名) 定員+20名(英語科から普通科に定員を移したため)
・日出学園 (20名) 昨年1日目に移動しましたが、再び2日目に戻っています、定員は変更なし、後期選抜はありません
・八千代松陰 (450名) 定員+40名(前後期合計) 前期は2日間入試(どちらかの受験)です
1月19日
・渋谷幕張 (50名、特別活動を含む) 定員+20名 帰国生入試が別日程(17日)になりました
・芝浦工大柏
・日大習志野 (170名) 変更なし
1月20日
・八千代松陰
「後期選抜」 後期選抜は、すべて一般入試(併願)です。
2月5日
・市川 (35名) 変更なし
・専大松戸 (30名) 変更なし
・日大習志野 (70名) 3日目から1日目に動きました、定員は変更なし
・成田 (80名) 定員−30名、併願の入試は後期のみです
・八千代松陰 (若干名)後期選抜は決まった定員もなくなっています
2月6日
・東邦 (30名) 変更なし
・昭和秀英 (30名) 変更なし
・芝浦工大柏 (15名) 昨年3日目から1日目に移動しましたが、今年は2日目に動いています
・国府台女子 (普通科10名) 変更なし、英語科の後期選抜が復活しています(募集は若干名ですが)
2月7日
・渋谷幕張 (50名) 後期も定員+20名です
昨年は芝浦工大柏の前期が2日間になり、成田が後期初日に動くなどの日程変更がありました。
今年はインパクトのある日程変更はありませんが、あえていえば日大習志野(後期)が初日に動き、再び成田と重複することでしょうか。
芝浦工大柏(後期)は、専大松戸、日大習志野との重複を避けた形です。
ただし、後期選抜は入試の規模が小さくなりますので、大勢に影響はないといってよいのかもしれません。
むしろ今年は、中学校卒業者数の増加による臨時定員増など、定員の動きによる影響が大きそうに思われます。
定員に変更がある主な学校は、次のとおりです
渋谷幕張 (前+20、後+20)
昭和秀英 (前+40)
芝浦工大柏 (前+30)
国府台女子 (前+20)
成田 (後−30)
渋谷幕張はもともと限られた受験者層の勝負なので、合格者増により多少倍率が下がっても「受かりやすくなる」といえるレベルではないでしょう。
影響が大きそうなのは昭和秀英です。
一昨年の臨時定員増では倍率は確実に下がりました。
昭和秀英は千葉東との併願者が多く、ともに定員増ですから私立・公立ともに恩恵を受ける受験生が出てくるでしょう。
また、昭和秀英の合格者数が思いのほか多ければ、公立トップ校に強気の出願が増えることも考えられます。
前期がダメでも、「秀英に受かってるんだから、後期も挑戦しちゃえ」ということになるかもしれません。
(逆に公立前期が不合格になったら「秀英でいいや」という受験生が多く出てくる可能性もあり、このへんはやってみないとわかりません)
芝浦工大柏はもともと倍率が低めな学校なだけに、定員増で「受け得」な学校になるかもしれません。
国府台女子は前期は「入試相談あり」なので、影響は少ないでしょう。
むしろ、菅野校舎に移転し、通いやすくなった英語科が意外に人気を集めるかもしれません。
(入試科目に数学がありませんから)
成田は日習との重複を定員減でどの程度乗り切れるかがカギになりそうです。
「併願は後期」の原則を貫いている唯一の学校なだけに、頑張ってもらいたい気はします。
ざっと、日程と定員を確認してきました。
また近いうちに、併願パターンなども考えてみたいと思っています。