前回のコラムで「もっと書きたいことはあるのですが」と書いておきながら3日も過ぎてしまいました。
今回は、前回書けなかった1・2番手校以外で気になった学校について、つらつらと書いてみます。
前回のコラムで「第1学区は県千葉、千葉東、市千葉が軒並み減らしています」と書きました。
市千葉の次のレベルを見ると、市立稲毛は274→314(+40)と市千葉からの流れを感じさせる数字になっています。
昨年は、付属中からの進学者が出る関係で2クラス減になり、志願者は119名も減少しました。
これを見た受験生が、高倍率が続いている市千葉から流入するのは自然な流れでしょう。
また、千葉市内では幕張総合が932→1040(+104)と1000人の大台に乗っています。
昨年は3クラス(120名)増になりましたが、志願者は112名増にとどまり倍率を下げました。
今年も定員据え置きのため、上位校からの格好の流入先になったようです。
低倍率の続く千葉女子は、昨年、特色化選抜の志願段階で定員合計(280名)を下回る273名の志願しかなく「このままいくと定員割れ」と書きました。
今年は昨年をさらに下回る247名(−26)と危機的な状況です。
それでも昨年は、最終的には一般入試で1.22倍に落ち着き、4年ぶりに1.2倍を超えたのですが、今年はどうなるのでしょうか。
第2学区では八千代が433→358(−75)と大幅に減らしています。
八千代は普通科が6クラスしかないため倍率が高くなりやすい学校ですが、さすがに敬遠されたのかもしれません。
同学区で八千代のライバル校である船橋東は433→487(+54)と志願者を増やしています。
これは明らかに八千代からの流れがあるでしょう。
この2校は倍率の高いほうが難易度が高くなるので、後期選抜では倍率をよくチェックして志願変更の活用も視野に入れておくとよいでしょう。
(もちろん、思い入れがある人は行きたいほうを受験しましょう。)
第2学区の「かつての2番手校」小金と国府台は、ともに昨年1クラス増になり今年も据え置かれていますが、今年の志願状況を見ると明暗が分かれています。
小金は511→512と1名しか増えていませんが、昨年が129名の大幅増だったことを考えると、昨年の流れを引き継いでいるといってよいでしょう。
東葛飾と並んで私服通学の認められていた同校ですが、今年から制服が復活しています。
制服の復活が受験生に「プラス材料」と受けとめられてしまうのが「ご時世」という感じですが、この勢いなら、県柏を再び抜き返す日も遠くはないかもしれません。
それに対し、国府台は462→390(−75)と大幅減になっています。
小金とは鉄道沿線は違いますが、市川と松戸の市境あたりの受験生には小金のほうが魅力的に映ったのかもしれません。
復活劇も一休みということかもしれませんが、前期でこれだけ減ると後期では低倍率に好感して流入がある可能性があります。
後期では倍率に注意したほうがよいでしょう。
第3学区で小金人気の影響を受けそうな柏南と鎌ヶ谷は、これまた明暗が分かれています。
柏南は小金・国府台と同様、昨年1クラス増で今年も据え置きの学校です。
昨年はクラス増が好感されてか61名増でしたが、今年は471→465と6名減にとどまり昨年並みの志願状況になっています。
それに対し、鎌ヶ谷は昨年55名減(定員増の小金・柏南への流入でしょうか)だったのに、今年は455→397(−58)とさらに減らしています。
2年間で100名以上減ったことになりますから、学校側は穏やかではないでしょう。
「佑ちゃん効果」も中学生には通用しなかったということでしょうか(笑)。
(もっとも、もう鎌ヶ谷には帰ってこないかもしれませんが。)
国府台と同様に、後期では低倍率を狙って受験生が戻ってくる可能性がありますから注意してください。
気になるといえば、普通科唯一の定員割れとなった船橋啓明です。
前期・後期の定員合計が320名に対して、前期の志願者が188名ですからすごいインパクトです。
なぜここまで人気がなかったのかはわかりませんが、昨年開校した印旛明誠(印旛高が移転して開校)などは印旛時代を考えると順調な滑り出しだっただけに、もっとアピールできなかったのかと思います。
(もっとも、印旛明誠の場合はピカピカの新校舎ですから条件が違いますが。)
公立前期選抜まで「あと2日」です。
受験生の皆さんは、体調に十分気をつけて追い込み頑張って下さい。
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