さくら進学クリニック 『進学コラム』

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進学コラム193「2011年入試、合格への戦略を考える」

長いようで短かった夏休みが、もうすぐ終わります。
夏休みは「受験の天王山」とは言っても、勉強の中身は「未習分野の習得」と「苦手分野の克服」や「演習量の確保」で、志望校による差はほとんどありません。
しかし、夏が終わり、「過去問」に取り組みはじめると、志望校・併願校によって勉強の中身は変わってきます。
志望校・併願校によって、何をどう勉強していくのか、「戦略」が必要になってくるのです。


さらに、今年は変化の年でもあります。
何が変わって、どう対処すべきなのか、自分の志望校に合わせて考えておく必要があるでしょう。


そこで今回は、これから入試までの半年間、どのようにして第一志望の合格を勝ち取っていくのか、「合格への戦略」を考えてみたいと思います。


まず、2011年公立上位校入試における留意点を挙げてみます。


1.千葉東を除いて、前期も後期も「共通問題」での選抜になること
2.募集定員枠が「前期60%・後期40%」になること
3.公立および私立後期の日程が遅くなること
4.県千葉の募集定員が80名(2クラス)減になること


これら4点を総合して戦略を練っていきたいと思います。


はじめに、「1.千葉東を除いて、前期も後期も「共通問題」での選抜になること」ですが、これについては、あまり考えることもありません。


昨年までは、公立上位校が第一志望の場合、「独自問題」と「共通問題」の両方の対策をする必要がありました。
それが「共通問題」だけですむわけですから、受験勉強がやりやすくなったことは間違いないでしょう。
共通問題の対策に悩むようなら、とりあえず「ひたすら、Tel帳の公立問題を解けばよい」のです。

また、公立入試対策に余裕ができるぶん、私立対策の時間も確保できるでしょう。
昨年までは、なかなか時間が取れなかった、市川・東邦といった上位私立高の入試問題をじっくり研究することができます。


注意しなければならないことは、「受験勉強がやりやすくなったこと」は、皆同じだということです。
やりやすくなったぶん、「しっかり勉強した生徒」と「テキトーに勉強した生徒」の差は大きくなるでしょう。
(もちろん、上位校の受験生に「テキトーに勉強した生徒」など、あまりいないと思いますが。)


そう考えると、これは楽になるようで、結構、プレッシャーがかかることかもしれません。


次は、「2.募集定員枠が「前期60%・後期40%」になること」ですが、「たった10%」の差が大きな影響を生むかもしれません。


昨年までは、特色化で不合格になっても、「まだ半分残っている」と一般入試に向かえましたが、今年は「残りは半分に満たない」と弱気になる受験生が増えるのではないかと思うのです。
入試直前の受験生の心理は、「ほんの少し」の不安材料にも敏感です。
10%の違いが、心理的には15%にも20%にも感じられるかもしれません。


しかも、2011年入試では「公立前期の発表が2月22日」、「後期の願書受付が2月23日〜24日正午」という、信じられない日程になっています。
第一志望校に不合格になって、ショックも癒えぬまま、翌日(か翌々日)には願書を出さなくてはならないのです。(しかも多くの場合、不合格になった学校に)
不合格のショックから、不安に駆られて「志望を下げる」生徒が多数出ることは十分に考えられます。(残る枠は40%しかありませんし)


さらに、受験前の段階から、枠が大きい「前期で終わりたい」(枠の小さい「後期まで残りたくない」)という心理がはたらく可能性もあります。
その結果、十分な実力を持ちながら「前期で終わるため」に、1ランク下の学校を受験する生徒が多くなるかもしれません。


2010年入試から前期の定員枠を増やした埼玉県では、やはり安全志向に走る受験生が多かったようです。
(ただし、埼玉県は前期定員枠が75%もあるので、そのまま参考にしてよいかは微妙です。ちなみに、埼玉県では2012年入試から、複数回入試を止めて1回のみの入試になるそうです。千葉県でも早くそうなって欲しいものです。)


あくまでも私の予想に過ぎませんが、「10%の違い」の影響は小さくないのではないでしょうか。


次に、3.は置いておいて、「4.県千葉の募集定員が80名(2クラス)減になること」について、先に考えてみます。


県千葉の定員が80名減るということは、昨年までなら「合格だった80名」が「不合格になる」ということです。
80名といえば、東邦高校昭和秀英高校の募集定員と同数です。
上位私立高「1校ぶん」の生徒が、行き場所を求めて動くことになります。
この80名は、いったいどこに行くのでしょう。


80名に入ってしまいそうな受験生は、当然、「レベルを落として受験する」などの対策を考えるでしょう。
レベルを落として受験する場合、地理的に近い学校では千葉東への変更が考えられます。
しかし、千葉東は上位校で唯一の「独自問題」実施校です。
受験するための負担は、他校に比べて大きくなります。


となると、対策の取りにくい千葉東より、多少レベルが上でも県船橋への変更が多くなるのではないでしょうか。(前期でだめなら、後期は千葉東にしてもよいのです)
そう考えると、県千葉定員減の影響を最も受けそうなのは県船橋になりそうです。


しかし、県船橋は「超」がつく人気校で、「全県最高倍率」の常連です。
その県船橋がさらに高倍率になった場合、「前期で4倍台半ば、後期でも3倍越え」ということも、あり得なくはないでしょう。
それは、私が知る限り(と言っても、ここ20年くらいですが)前代未聞の事態です。
そんなことが、果たして起こりうるのでしょうか・・・。


少し興奮してしまったので、県千葉定員減の影響について学校別に整理してみます。


当の県千葉は、「県千葉への気持ちが固く(上昇志向が強く)」「実力に自信のある層」が受験することになるでしょう。
合格点は「確実に」アップするはずです。
前期選抜から「共通問題」ですから「一発逆転」の可能性は少なく、「内申」も「学力試験」も高得点が要求されるでしょう。
特色化選抜では多かった、「一発狙い」の受験生はかなり減ると思われます。
(ただし、前期での「内申と学力試験の扱い」について、詳細は発表されていませんので、本当に「一発狙い」ができないのかは不明です。)


船橋は、特に前期選抜で超高倍率が予想されます。
県千葉からの「流入層」、前期選抜で合格を決めたい「実力層」(これも実質的には、県千葉からの流入層と言ってよいでしょう)が、例年に比べて多くなる可能性が高いですから、前期選抜では県千葉に近い高得点が必要でしょう。
逆に後期選抜では「自信のない層」が前期の高倍率に驚いて、虎の子を散らすようにいなくなる可能性もあります。
(もっとも、この人たちは受けても「ほとんど」受からない層ですが。)

2011年の県船橋入試を突破するには、後期選抜まで食い下がる「強い意志」と「十分な学習量」を持って臨むことが必要でしょう。


千葉東は、独自問題+昨年の高倍率で、前期選抜は敬遠されるでしょう。(意外な穴場になってしまう可能性もあるかもしれません)
しかし、後期選抜では県千葉・県船橋からの流入で、一転、高倍率の可能性もあると思います。
千葉東への志望が固い人は、独自問題にひるむことなく前期から受験するべきでしょう。


県千葉から距離のある東葛飾は、県船橋の高倍率を避けた層が流れ込む可能性があります。
東武線沿線の受験生には、「上位層は県船橋に、下位層は東葛飾に」と、住み分けができてしまうかもしれません。
とはいえ、人数的にはそう多くないと思われるので、大幅な倍率アップはないのではないかと思います。
(昨年の1クラス増から元に戻りますから、自信のない層には敬遠されるでしょう。)


船橋からの流入という意味では、薬園台・佐倉への影響は大きいでしょう。
この2校も高倍率の常連校なので、厳しい入試になる可能性があります。
(安全志向が高まってくると、しわ寄せは「公立2番手校」に最も来るかもしれません。)


これも、私個人の予想に過ぎませんが、少なくとも公立2番手校までは、「県千葉定員減」の影響が出ると思った方がよいでしょう。


最後に、「3.公立および私立後期の日程が遅くなること」ですが、昨年の日程と比較してみましょう。


「2010年入試」

1月16日〜 「県内私立前期」
1月27日〜 「県内私立後期」(私立前期の11日後)
2月5日    「公立特色化選抜」(私立後期の9日後)
2月10日〜 「都内私立入試」
2月25・26日 「公立一般入試」(特色化の20日後)


「2011年入試」

1月17日〜 「県内私立前期」
2月5日〜  「県内私立後期」(私立前期の19日後)
2月10日〜 「都内私立入試」
2月15・16日 「公立前期」(私立後期の10日後)
3月2日    「公立後期」(公立前期の13日後)


少しわかりにくいですが、昨年との大きな違いは、

私立前期と後期の間が長くなったこと。
そのぶん、公立前期と後期の間は短くなったこと。
そして、都内私立入試が「特色化と一般入試の間」から「公立前期の前になった」ことです。


昨年までの受験生は、「私立対策」「特色化対策」「一般入試対策」の3本立ての勉強をしていました。
「私立対策」「特色化対策」は「難問中心の勉強」ですから、「特色化選抜」(または「都内私立」)までは「難問中心の勉強」、その後、20日間で「一般入試対策」を仕上げるという勉強の仕方でした。
(実際には「私立対策」と「特色化対策」は、結構中身が違いますが。)


これを、わかりやすいように図にしてみます。(ニュアンスが伝わるかどうか微妙ですが)
→「私立・特色化対策」→→「一般入試対策」→、→1個で約5日です、私立の日程は、便宜上1日目にしています)


私立が県内のみだと、
1月16日私立前期→→1月27日私立後期→→2月5日特色化→→→→3月2日一般入試、のパターン。
都内も受験するなら、
1月16日私立前期→→1月27日私立後期→→2月5日特色化2月10日都内私立→→→3月2日一般入試、のパターンでした。


特色化選抜の募集枠が30%程度だった頃は、早くから一般入試を見据えて対策をした(特色化は受からないので)ものですが、50%になってからは特色化も対策せざるを得なくなってきて、「一般入試対策」はギリギリに仕上げるようになってきました。


これが、今年の場合は「特色化対策」がなくなり、「私立」か「公立」かのシンプルな勉強パターンになります。
→「私立対策」→→「公立対策」→


私立が県内のみだと、
1月17日私立前期→→→→2月5日私立後期→→2月15日公立前期→→→3月2日公立後期、のパターン。
都内も受験するなら、
1月17日私立前期→→→→2月5日私立後期2月10日都内私立2月15日公立前期→→→3月2日公立後期、のパターンになります。


今年は公立前期から「共通問題」なのに、昨年と変わらず私立後期と公立前期の間が短いため、「公立対策」が十分できないまま公立前期を向かえてしまうことがわかります。
(特に、都内私立を受験すると、ほとんど何もできないまま公立前期になってしまいます。)


しかし、今年は県内私立の前期と後期の間がずいぶん開いています。
そこで、私立後期を受けなければ、
1月17日私立前期→→→→→→2月15日公立前期→→→3月2日公立後期と、たっぷり公立対策に時間を取ることができます。(都内私立も受験しないことが条件です)


ご存知のように、公立共通問題(一般入試問題)は以前に比べ難しくなっているので、対策に必要な時間は「取れるだけ取りたい」のが正直なところです。
特に、得点源となる理科・社会では「細かい知識」を「確実に」しておく必要があるので、入試直前の2週間3週間は大きいでしょう。
そう考えると、都内私立を受験しないのなら、県内私立は「できる限り前期で終えておきたい」ところです。


ここまでの留意点4点について、まとめてみましょう。


公立上位校では、県千葉定員減の影響は大きいと思われ、特に県千葉、県船橋、佐倉、薬園台あたりは、倍率だけでなく入試レベルも上昇することが予想されます。
また、定員枠が前期60%・後期40%になったことで、受験生が安全志向に動く可能性が高いと思われます。
安全志向で志望を下げている受験生が多ければ、受験生の層は底上げされますから、ハイレベルな戦いになります。


幸いなことに、千葉東を除いて独自問題の対策はなくなりましたから、過去問に取りかかる秋以降、「公立対策」に十分な学習量を確保することが可能になりました。
上位校の受験生は、元々の実力に大きな差はありませんから、冬休みまでの間に「どれだけの量をこなせるか」が勝負になるでしょう。


年が明けて冬休みが終わると、10日後には入試が始まります。
入試が始まれば、目先の試験に気持ちが行ってしまい、計画的な勉強は難しくなります。
冬休みまでの4か月間、みっちり「公立対策」するとともに、後半には「私立対策」も加えてペースアップ!
年末までには「やるべきことをやりきって」しまいましょう。


とはいえ、知識は時間と共に消えていくものですから、1月以降も、直前に「最終確認」の時間が「どの程度取れるか」で差はついてきます。
特に公立の場合、暗記中心の科目(英語・理科・社会)で勝負がつきますから、「最終確認」は非常に重要だといえます。
私立併願パターンの組み方次第で、「最終確認」の時間が変わりますので、十分検討して併願パターンを組みたいものです。


さて、志望校別「合格への戦略」ですが、これは、あくまでも私個人の考えです。
この通り実行したとしても、合格を保証するものではありませんので、あらかじめご了承下さい。


県立船橋高校


今年、最も厳しい入試になりそうな県船橋の場合、入試前の「最終確認」を十分取れるかが重要になるでしょう。


船橋では、かなりの高得点が要求されると思われますから、直前の知識チェックは「やりすぎるほど」やっておきたいものです。
(2010年理科、大問5(1)の「スケッチの仕方」などは、「やりすぎるほど」の知識の部類でしょう。)
そのために、私立入試は県内前期で打ち止めにして、その後の1か月近い時間を「公立対策」に当てるのです。
つまり、「公立合格のために、私立は多少犠牲にしてもよい」という戦略です。


船橋受験生のレベルでは、渋谷幕張・市川に合格するのは、なかなか厳しい状況です。
東邦・秀英でも五分五分といったところでしょう。
望みの低い「私立1番手校」にこだわるよりは、県船橋の合格可能性を上げていく方が得策と考えます。


昨年までであれば、「前期がだめ」でも、「後期もあきらめずに」と書いたのですが、今年は後期まで「私立対策」をするデメリットの方が大きいでしょう。
後期は思い切って、「スッパリ」とあきらめてよいのではないでしょうか。
重要なことは、「最終的に県船橋に合格できるかどうか」なのですから。
(私立も公立も受かりたいという人は、県千葉レベルの実力をつけましょう。)


とはいえ、「私立1番手校を受験しない」というのは好ましくありません。
「私立1番手校」の入試対策は、高校入学後を考えると、大変「プラスになる勉強」です。
何度も書いていますが、勉強は高校受験で終わりではありません。
船橋など公立御三家では、入学後の授業のレベルも大変高いので、中学時代にできる勉強はやれるだけやっておくべきだと思います。


さらに、「私立1番手校」は「合格」しても、「不合格」になっても、大きな意味があるのです。


今年は、公立前期発表の翌日(と翌々日)が、後期の願書受付日になっていますから、前期で不合格になっても「ショックを受けている」場合ではありません。
すぐに、後期に向けて気持ちを切り替えていかなくてはならないのです。


しかし、第一志望校に不合格になって「ショックを受けるな」と言っても無理な話です。
そこで、公立前期が「初めての不合格」にならないよう(少しでもショックを和らげられるよう)に、私立で「不合格」の経験をしておくのです。
経験を重ねることで、「打たれ強い」受験生になることができるでしょう。
(もちろん、「合格」したら、それはそれでよいのです。)


船橋では「公立優先」が得策でしょう。


・県立千葉高校


県千葉の場合、県船橋とは異なり、積極的に私立の合格を取りに行きましょう。


県千葉は、上にも書いたように「県千葉への気持ちが固く」「実力に自信のある層」の受験生が中心になると思います。
したがって「公立対策」をうんぬんする必要はないでしょう。
十分な勉強ができた人だけが、県千葉高校に受験に来るのです。(これは今年に限ったことではありませんが)


また、独自問題がなくなった関係で、「私立対策」の時間も十分確保できますから、「私立1番手校」の合格を積極的に狙っていきましょう。
逆に「私立1番手校」の合格が取れないようでは、「このまま県千葉入試に突入してよいものか」不安になる可能性があります。
不安があっては「気持ちで負けてしまいます」ので、後期まで食い下がってでも合格をつかみ取りましょう。


さらに、今年は公立入試が遅くなった関係で、難関国私立高のどこを受験しても「確約書」の心配がなくなっています。
昨年までに比べて、難関校を併願する生徒は増えると思われますので、狙えるものなら積極的に攻めていきたいものです。
(「難関校対策」の勉強をかじっておくだけでも、将来への貯金になりますし。)


県千葉では「公立対策」を無視できるレベルまで、実力をつけておきたいものです。


・千葉東高校


千葉東の場合は、「独自問題対策」と「共通問題対策」のバランスに気をつけましょう。


千葉東では、上位校唯一の「独自問題」に気を取られますが、昨年までと違い、1日目には「共通問題」もあります。
「内申」「独自問題」「共通問題」の比率は、(例年と同じなら)冬にならないとわかりませんが、「独自問題」のみで合否を決めるということはないはずですから、「共通問題」の対策も十分にしておきたいものです。


「独自問題」は年によるレベル差が大きいので、効果的な対策は難しいのが現実です。
特に今年は、独自問題が千葉東のみになってしまったので、塾などでもあまり対策をしなくなっているかもしれません。
過去問で問題構成や時間配分を習得したら、「独自問題」を深追いはせずに、「共通問題対策」をしっかりやったほうがよいでしょう。


後期選抜では、県千葉や県船橋からの流入が「ドッと」来る可能性があります。
千葉東を志望する人は、独自問題に厳しさを感じたとしても、前期から果敢に挑戦していきましょう。


公立前期直前は「独自問題」と「共通問題」の対策に追われますから(精神的にも)、県船橋と同様に、県内私立は打ち止めにしておいたほうがよいでしょう。


・佐倉高校、薬園台高校


佐倉・薬園台の場合は、入試は厳しくなることが予想されるものの、併願パターンや受験勉強のやり方は昨年までとあまり変わりません。


両校とも倍率アップは間違いないでしょうし、県船橋・千葉東からの流入も例年より多いと思われるので、レベルアップも間違いないでしょう。
しかし、独自問題がなくなっていますから、「共通問題対策」さえ「きっちり」やっていれば合格にたどり着けます。
受験勉強のやり方は、昨年までよりもわかりやすくなったでしょう。


気をつける点はただ1つ、とにかく「量をこなすこと」だけです。
倍率・レベル共にアップした両校に、生半可な勉強で合格できると思ってはいけません。


また、佐倉・薬園台レベルでは「私立1番手校」を受験する生徒は少ないので、私立入試を前期で終えるのも容易でしょう。
「私立2番手校」なら、過去問以上の「私立対策」はほとんど必要ありませんから、「公立対策」に時間をかけることができます。
成田を併願する場合は後期に受験せざるを得ませんが、成田は5科入試なので問題ありません。


佐倉・薬園台では悩むことはありません、ひたすら「公立対策」を頑張りましょう。


県千葉定員減の影響がありそうな学校しかまとめられませんでしたが、ひととおり思いつくことを書いてみました。
使えそうな部分は、参考にしてみて下さい。
残り半年間、皆さんの健闘を祈ります。


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