昨日で特色化選抜の願書が締め切られ、今日の新聞には倍率が掲載されました。
芝浦工大柏、日大習志野の結果と共にまとめてみます。
・芝浦工業大学柏(定員30名、昨年は50名)
受験者132名 合格者60名 倍率2.20倍(昨年は1.78倍)
受験者数は昨年と同数だったのですが、定員減で合格者が減ったので倍率は上がりました。
ただ、定員が4割減なのに合格者は2割しか減らなかったので、予想ほどは厳しくありませんでした。
相変わらず欠席は多く(279名)、志願者の3分の1しか受験しないという状況です。
受験者449名 合格者179名 倍率2.51倍(昨年は2.74倍)
日大習志野も志願者増で厳しい入試を予想したのですが、合格者が増えた(昨年は145名)ので、むしろ倍率は下がりました。
もっとも、前期の1倍台半ばに比べれば、まだまだ高く、後期で受かるのは大変だったろうと思います。
今年も、定員比率(前期170名、後期70名)を考えれば、前期1224名、後期179名という合格者数は、バランスを欠くように思います。
昨年も書きましたが、前期200名、後期40名程度の定員にしたほうがよいのではないでしょうか。
そして、公立高校特色化選抜の志願状況です。
上位校では
県千葉 621名(昨年は592名)3.88倍(昨年の志願倍率は3.70倍)
県船橋 555名(548名)3.96倍(3.91倍)
東葛飾 494名(531名)3.09倍(3.32倍)
千葉東 520名(512名)3.25倍(3.20倍)
佐倉 522名(543名)3.26倍(3.39倍)
薬園台 460名(473名)3.29倍(3.38倍)
県柏 367名(442名)2.62倍(3.95倍)
今年も、全体的に上位校は動きが少なくなっています。
倍率トップは、意外にも県船橋・理数(4.30倍)でした。
市千葉・理数も4.20倍と高倍率なので、理数人気につながる何かが(中学生の間に)あるのでしょうか。
普通科トップも県船橋で根強い人気を感じさせます。
また、県千葉では600名の大台を越えています。
今年は私立前期の合格者が増えました(市川+29名、東邦+72名)から、「安心して県千葉に出願」できた受験生が多くなったのかもしれません。
昨年500名越えを果たした東葛飾は37名減、流れ先になると思われる県柏が大幅減なので、いったいどこに流れているのでしょう。
その県柏は定員が40%から50%に拡大された上に、志願者大幅減なので穴場になってしまいました。(それでも楽ではないと思いますが)
特色化選抜まであと3日ですが、受験生の皆さんは倍率など気にせずに、自分の持てる力を出し切ってきてください。