昨日の新聞に県内私立高校後期選抜の志願状況が掲載されました。
前期同様、各校の志願状況を見ていきましょう。
・渋谷教育学園幕張(後期定員20名、昨年と変わらず)
478名(昨年は443名)
前期では100名以上志願者を増やした渋谷幕張ですが、後期は35名と微増です。
前期同様、昨年並みの合格者を出すなら3倍台半ば程度と思われます。
・市川(後期35名、昨年と変わらず)
503名(昨年は432名)
前期では志願者を減らした市川ですが、後期では70名ほど増やしています。
前期は確実に日大習志野を選び、後期は市川に挑戦という受験生が少なからずいるということでしょうか。
定員は昨年と変わりませんから、若干厳しくなり、3倍弱くらいにはなるかもしれません。
・東邦大学付属東邦(後期30名、昨年は40名)
329名(昨年は399名)
後期定員減の東邦は70名の減少になっています。(市川に流れたわけではないと思いますが、市川の増加分とほぼ同数です。)
前期では定員増の分合格者を増やしましたから、後期は減らすと思われます。
そうなると、志願者も減っているので、昨年並みの2.5倍程度になりそうです。
・昭和学院秀英(後期30名、昨年と変わらず)
497名(昨年は515名)
前期では合格者を大幅に増やした秀英ですが、そのわりに後期の志願者は昨年並みです。
受験生は前期でたくさん採ったから、後期は絞るだろうと考えたのでしょうか。
昨年並みに合格者を出すなら、2.5倍程度でしょうか。
・専修大学松戸(後期30名、昨年は50名)
408名(昨年は838名)
定員が40%減っていますが、志願者は半減です。
ここは、2回受けても3回受けても3万円なので、3回まとめて出願している生徒が多いと思うのですが、さすがに定員30名では厳しいと思われたのでしょうか。
487名(昨年は422名)
前期の300名増とはいきませんが、15%程の増加です。
前期受験者は無料なので、この程度の増加はあって当然かもしれません。
昨年並みに合格者を出すと3倍程度は覚悟しておく必要があり、厳しい入試になりそうです。
・芝浦工業大学柏(後期30名、昨年は50名)
411名(昨年は357名)
前期では定員増の志願増だった芝浦工大柏ですが、後期は定員減にもかかわらず志願増になっています。
志願増は定員のためというより、東大(現役3名)効果だったのでしょうか。
ここは、入試が最終日のためか欠席が非常に多いのですが、それでも定員減の志願増で大幅な倍率アップ(3倍越えもあるかも)が予想されます。
一昨年、前期・後期選抜がスタートしたとき、後期選抜では合格者を絞り「非常識な倍率」になった学校が少なからずありました。
しかし、すでに3年目、各高校でも前期・後期の合格者配分が読めるようになってきていると思います。
想定外の事態になることは少ないと思われるので、安心して(?)実力を発揮してきてください。