公立一般入試が終わって以来、多くの方にコメントをいただいて、やはり今年の試験問題は、例年になく難しかったのかなと感じます。
そういったことも含めて、今年の入試を振り返ると(一般入試の発表はまだですが)、やはり「上位校志望者の負担は、相当なものだった。」と感じます。
下のコメントでも書きましたが、特色化選抜導入以来、上位校の倍率は高止まりで、そこに、私立の前期・後期選抜が加わり、上位校志望者は不合格になる機会ばかりが増えました。
皆さんのコメントを見ても、「過去問を研究してきたのに」という言葉が出るのは、「不安の裏返し」でもある(不合格にならないために、できる限りの対策をしている)のだと思います。
しかし、問題を作る側は、そんな受験生の気持ちを汲んではくれません。
今年の問題についても、「平均点が大きく動かないように」という気持ちはあると思いますが、上位校の受験生の得点が上がろうが、下がろうが、特に気にすることもないのだと思います。
また、高校側では、上位生の中で差がつく問題があるのなら、今までのように、ほとんど差がつかない問題ばかりで、ケアレスミスが合否を分けるような問題よりは、ずっと実力差を見極められるわけですから、それは選抜の材料として評価できるものであり、むしろ歓迎してさえいるでしょう。
結局、県教委も各高校も、それぞれの思惑で入試をとらえていますから、受験生の負担を気にしてはくれないでしょう。
受験生の側も、現状の制度、選抜方法の中で受験をしていく以上、負担が大きいことは覚悟していなければいけなかったのです。
私は、このブログの中で、何度も「上位校の受験生は、大変な試練が待ち受けている」といった意味の文章を書いてきました。
その中で、志望校への意識をしっかり持ち、十分に併願作戦を練り、基礎学力をつけてきたかどうかが、今年の入試で問われたと思います。
一般入試の発表まで、あと2日。もう、あれこれ言うのはやめにしませんか。
2日後にやって来る、その時まで、お子さんの気持ちを整理させてあげましょう。
公立一般入試についてのコメントは、6日まで書き込まないで下さい。
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ここを見ている方で、コメントに不安になる方や、そっとしておいて欲しい方も、多数いると思います。申し訳ありませんが、よろしくお願いいたします。