一昨日、特色化選抜の発表がありました。
合格をもらえなかった受験生は、気落ちすることなく、残り2週間、一般入試に向けて、できることをやっていきましょう。
特別なことをする必要はありません。今までの受験勉強を同じように続けて、一般入試を迎えましょう。
ただし、勉強の中身はしっかり吟味して下さい。
やみくもに過去問を解きまくったりするようなことはせず(もう過去問の時期は過ぎました)、弱点強化に努めましょう。
ちなみに、上位校の実質倍率は、
県千葉 3.52倍
県船橋 3.86倍
東葛飾 3.23倍
千葉東 3.03倍
佐倉 3.25倍
薬園台 3.23倍
県柏 3.72倍
と、見事に3倍台になりました。
その中でも、やはり県船橋の人気が光ります。(県柏は特色化定員が40%のため、倍率が高く出ています。)
さて、ここからは、例年同様、特色化の結果から、一般入試の倍率を予想してみたいと思います。
倍率予想といっても、単純なシミュレーションです。
特色化の受験者が、その学校の志望者だとするならば、「特色化で合格できなければ、一般入試も志願するであろう。」ことを前提に、「特色化不合格者数」=「一般入試の予想志願者数」として、それを一般入試の定員で割ってみれば、予想倍率が出るというものです。
学校名 特色化不合格者数/一般入試定員 予想倍率(昨年の予想→実質倍率)の順に並べています。
県千葉 418/154 2.71倍(2.34倍→1.88倍)
県船橋 403/133 3.03倍(3.65倍→2.54倍)
東葛飾 365/156 2.34倍(2.11倍→1.99倍)
千葉東 341/152 2.24倍(2.45倍→1.79倍)
佐倉 375/153 2.45倍(2.45倍→2.06倍)
薬園台 325/134 2.43倍(1.99倍→1.61倍)
県柏 321/162 1.98倍(1.84倍→1.56倍)
一般入試の定員は、例年、特色化の辞退者が若干名出るので、多少変わる可能性があります。
予想志願者数が400名を超える、県千葉・県船橋は高倍率を覚悟しておいたほうがよいでしょう。
特に県船橋は、県千葉より1クラス少ない(理数科があるぶん)ので、昨年よりは下がっているとはいえ、激戦が予想されます。
実際には2.5倍は切ると思いますが、県船橋志望の受験生は、気を引き締めて臨んで下さい。
県千葉も、今年はまず2倍を切らないでしょう。2倍を超えるということは、受験者平均点では合格できません、ちょっとしたミスが合否を分けます、心と身体の調子を十分に整えて臨みましょう。
東葛飾も今年は2倍前後が予想されます。今年は御三家はどこを受けても楽ではなさそうです。
そのぶん、千葉東は狙い目かもしれません。
佐倉・薬園台は、ともに2倍を超える可能性があります。残り2週間で、できるかぎり弱点を埋めておきたいものです。
上位校以外では、人気校の幕張総合が 571/350 1.63倍(昨年は予想2.10倍)と、例年になく志願者が少なくなっています。ただ、最近は志願変更に対する抵抗が少なくなってきているので、かなりの受験生が動く可能性もあり、一概に楽になるとはいえないかもしれませんが。
受験生の方々は、こんな予想に惑わされずに(じゃあ書くなよ、と言われそうですが)、一般入試に向かって、いつも通りの勉強をして下さい。