さくら進学クリニック 『進学コラム』

千葉県北西部の公立上位高校志望の受験生に受験情報に関するアドバイスをお送りするブログです

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 2025年千葉県公立高校入試は2月18・19日です

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575.令和3年度公立高校入試実施要項が出ました

こんにちは、さくらです。

千葉県教育委員会のホームページ
「令和3年度千葉県公立高等学校入学者選抜実施要項について」
「令和3年度千葉県公立高等学校入学者選抜「一般入学者選抜」等における学校設定検査の内容等について」 が掲載されています。
入学者選抜実施要項は例年9月に出ているのもので2か月ほど早い掲載になりました。
ここには公立入試の詳しい選抜方法が記載されています。

ご存知のように千葉県の公立高校入試は来年から1回のみ(2月24・25日)になります。
1日目に英数国、2日目に理社+学校設定検査(各高校ごとの検査)を実施します。

今回の入学者選抜実施要項によると

内申点については
評定の全学年の合計値に各高校の定めるKの数値(0.5~2)を乗じて調査書の得点とすること
調査書の記載事項について50点を上限に加点できること

(算式1は廃止になり、内申点の素点はシンプルに5段階×9教科×3学年=135点満点です)

学力検査については
理数科などで傾斜配点(数学・理科など特定の教科を1.5倍または2倍する)を行うこと

学校設定検査については
各高校が10点以上100点以下の範囲内で定めること

これらを総合して合否を決定するということです。
簡単にまとめれば、上位校(普通科)の場合

学力検査500点+内申135点×K+(加点)+学校設定検査の得点=総合得点 ということです。


今までの後期選抜や一般入試で使ってきた内申にかける係数Kを残しつつ、前期選抜で行っていた調査書の加点や学校設定検査も残しています。
昨年までの前期と後期をうまく融合させた、よく考えられた選抜方法だと思います。

この選抜方法だと、昨年までの前期の県千葉のように内申点をまったく加味しないというようなことはできません。
また、学校設定検査の下限が10点なので、やはり県千葉の作文5点とか、船橋東の面接3点というのもできなくなります。
(個人的には学校の特色が出ていてよかったと思うんですけどね)
もっとも、昨年までの千葉東のように10点満点に見せておいて、実質4点満点とかやろうと思えば何とでもなりますが。


1・2番手校のKの値は、県千葉・県船橋東葛飾・千葉東・佐倉が0.5、薬園台・市千葉が1です。
他には実力急上昇中の小金が0.5、船橋東が今回も2と特色を出してきています。(船橋東は内申2倍で結果が出ているということでしょうね)
注目なのは検見川の0.5です。かつては1学区の主力進学校だった同校、なかなかに攻めてきてます。

1・2番手校の学校設定検査は県船橋だけが面接から作文に変更されています。
結果的に1番手校は4校すべてで作文になっています。(これは配点が気になる)
2番手校は佐倉・薬園台が面接、市千葉が小論文です。

学校設定検査については「令和3年度千葉県公立高等学校入学者選抜「一般入学者選抜」等における学校設定検査の内容等について」に高等学校別検査の内容等一覧が掲載されています。
ただ、「令和3年度千葉県公立高等学校入学者選抜実施要項について」のページにある「付表2」にはKの値もまとめて一覧表になっているので、こちらのほうが見やすいと思います。


ところで、今回の入学者選抜実施要項には高校ごとの選抜・評価方法(詳しい配点)は記載されていません。
高校ごとの選抜・評価方法は7月21日に各高校のホームページに掲載されるということです。
つまり、今月中には公立入試の全貌がほぼ明らかになるということです。
受験生のみなさんは粛々と勉強を続けながら21日を待ちましょう。

ということで、次回は21日ですかね。(Tel帳の使い方はどうなったんだ!)


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574.公立上位校向け問題集の定番

こんにちは、さくらです。

7月に入りました。
例年なら夏休みに向けてコラムを書く時期ですが、今年は中学校によって夏休みがバラバラなのでどう書いたものか難しいものがあります。
そんな中で、今年も公立上位校受験生のド定番問題集が発行されました。

千葉県公立上位校に合格するためには500点満点で400点を超える高得点が必要になります。
公立の問題は教科書をもとに作られているので、ごく一部を除いて上位生には与しやすい問題ばかりですが、入試本番は誰でも緊張するので普段は当たり前にできる問題で意外に苦戦したりします。
できていたはずの問題や、覚えていたはずの問題で、思わぬ失点をするのが入試本番なのです。

本番で失敗しないためには、ひたすら繰り返し練習するしかありません。
それはスポーツや楽器の演奏と同じです。
練習で一度できたからといって、本番でもできるとは限りません。
緊張する本番でも正解するためには、いつでも確実にできるように繰り返し練習するしかないのです。

今年の夏休みは短いですが、それでも普段よりは時間をかけた勉強ができるはずです。
強化したい勉強だけでなく、ひたすら練習する勉強も盛り込みましょう。


そこでおすすめするのが
全国47都道府県の公立(と主要国私立)の前年の入試問題をまとめて収録した
旺文社 「全国高校入試問題正解」(通称「Tel帳」、以下、Tel帳と略)です。

これなら公立の入試問題が50以上(独自問題含め)載っていますから、たっぷりと問題演習をすることができます。

入試問題にも「流行り廃り」はあります。
前年の問題だけで構成されているTel帳なら、最新の入試問題の傾向をつかむことができます。
(お下がりがあるならそれでもOKですが、10年も前のものは避けた方がよいでしょう)

たくさん問題を解くことで中学校のほぼ全範囲をカバーでき、苦手のチェックや既習の抜けを発見することもできます。
苦手や抜けが発見されたら、そこだけを単元別の問題集やワークに戻って練習しましょう。
そうすれば、効率よく苦手克服や復習をすることができます。

Tel帳は「高校受験勉強の真打ち」ともいうべき問題集です。
公立上位校が目標ならば、極端な話、Tel帳と過去問だけで受験対策は十分でしょう。

夏休み以降も入試まで、全国の公立入試問題を繰り返し解きまくりましょう。


ただし、Tel帳は非常にエネルギーのいる教材です。
掲載されているのは入試問題そのものですから、ある程度以上の実力がないと解き進めることも難しいでしょう。
特に暗記科目である英語・理科・社会では正解が半分に満たないようでは効果は期待できません。
その場合はワークやまとめ用の問題集で復習してからTel帳に取りかかるとよいでしょう。

また、志望校がVもぎ偏差値60程度以上であればすすめられますが、そうでないならもっと薄手の問題集で十分でしょう。
まずは書店などで現物を見てから購入するか決めるとよいでしょう。
(くれぐれも、親が勝手に買って与えたりしないようにしてください)

次回はTel帳の使い方についてお話しします。


旺文社 2021年受験用「全国高校入試問題正解」

Tel帳は「教科ごとの分冊」と「英数国3教科合冊」「理社2教科合冊」があります。
使い勝手は分冊のほうがよいですが、5教科買う場合は合冊のほうがお得です。
上位校を目指すなら、やらなくてよい教科などありませんから合冊で買うことをおすすめします。
ただし合冊は厚くて重いので持ち歩きには向きません、図書館などで勉強したい人は注意してください。

5教科買うとかなり重いので、本屋で買うより通販のほうが楽です。
(ただし、あらかじめ書店などで見ておくことをおすすめします)




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573.県内私立高の日程 その3

こんにちは、さくらです。

市川のホームページに募集要項が掲載されました。
昨年は後期の廃止など変更点がありましたが、2021年入試に変更点はありません。


市川

1月17日(1日目)  一般 85名(帰国生入試を含む)


一般とは別に単願推薦(35名)があります。
一般と単願は5教科、帰国は3教科の入試です。


入試相談実施校ですが、国府台女子もホームページに要項を掲載しています。

国府台女子学院

1月17日(1日目)  普通科 併願推薦 70名  英語科 併願 15名


普通科は入試相談あり(併願は5科22以上)なので、公立上位校の受験生にとっては安全校になるでしょう。
英語科の併願は相談なしの試験勝負です。
国府台女子の併願に魅力を感じるけど、相談基準の5科22には届かないという生徒には使えるでしょう。


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572.県内私立高の日程 その2

こんにちは、さくらです。
昨日、成田で募集要項が掲載されたと思ったら、今日は日大習志野でも掲載されました。


日本大学習志野

1月17日(1日目)  B入試(併願一般) 190名(昨年は170名) 


日程に変更はありません。
後期が廃止になったため、そのぶんの定員20名が追加になっています。
第一志望入試(A入試180名)が別に設定されているので、B入試の定員190名はすべて併願の定員です。


新たに判明した学校が出てきましたら、また報告したいと思います。


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571.県内私立高の日程 その1

こんにちは、さくらです。
成田高校の募集要項がホームページに掲載されました。

やはり県内私立高校の前期入試は1月17日からで、昨年までと同じのようです。
(入試相談のない県内私立上位校で後期入試を実施する高校はありません)


成田

1月17日(1日目)  一般 110名  特進α 40名 (ともに第一志望を含む)


日程・定員とも変更はありません。
特進α、一般、とも第一志望と併願があり、出願時に選択する形式です。
特進αから一般へのスライド合格があります。
一般から選抜クラス(1クラス)が合格発表時に示されます。


新たに判明した学校が出てきましたら、また報告したいと思います。


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