こんにちは、さくらです。
各公立高校のホームページに、来年度(2023年入試)の選抜・評価方法が掲載されました。
来年度は東葛飾と千葉東が学校設定検査に思考力を問う問題を導入するため配点を変更しています。
両校とも県千葉と同様に100点満点の得点をそのまま使用する配点になっています。
また、県千葉が2段階の選抜を導入します。(これは後述)
1・2番手校の普通科(小金は総合学科) の選抜・評価方法は以下のようです。
県船橋 学力検査500点 + 内申135点×0.5 + 作文10点 = 577.5点満点
東葛飾 学力検査500点 + 内申135点×0.5 + 思考力を問う問題100点 = 667.5点満点
千葉東 学力検査500点 + 内申135点×0.5 + 思考力を問う問題100点 = 667.5点満点
佐倉 学力検査500点 + 内申135点×0.5 + 面接30点 = 597.5点満点
薬園台 学力検査500点 + 内申135点 + 加点10点 + 面接10点 = 655点満点
市千葉 学力検査500点 + 内申135点 + 加点15点 + 小論文10点 = 660点満点
小金 学力検査500点 + 内申135点×0.5 + 作文10点 = 577.5点満点
県千葉の2段階選抜は以下のように行います。
1段階目・・・募集定員の80%を「学力検査500点 + 内申135点×0.5 + 思考力を問う問題100点 = 667.5点満点」で選抜します
2段階目・・・残りの定員を「学力検査500点×1.5 + 内申135点×0.5 + 思考力を問う問題100点 = 917.5点満点」で選抜します
1段階目は「受検者数が募集人員以内のときは受検者数の80%」となっていますが、県千葉が定員割れすることは考えられないため、募集定員の80%と思っていてよいでしょう。
かつて後期選抜で行われていた、「内申点と学力検査を別々に順位をつけ、ともに定員の80%以内にあれば合格とする」というアレとは違って、総合点で順位をつけるので、1段階目で定員の80%が決まり、残り20%を2段階目で決めるという理解でよいと思います。
ただ、2段階目は学力検査を1.5倍にするだけなので、それでどの程度の差があるのかなとも思います。
募集要項では、2段階目の選抜では1段階目の配点(県千葉の場合、学力検査500点、内申67.5点、学校設定検査100点)に、内申・調査書の加点・学校設定検査は1以上、学力検査は1以上1.5以下を各高校で決めて乗じることになっています。
かつての県千葉のようにテストの点数だけで(内申を一切加味しないで)判定したいんだけど、それはできないので、学力検査の得点を最大限に大きくしてみたというところでしょうか。
それなら、学校設定検査(思考力を問う問題)を2倍とか3倍とかにしてもいいんじゃないかと思いますが、思考力を問う問題はあまり信用していないのでしょう。
本来は部活動の実績など学力以外の部分を重視して選抜する制度なので(だから調査書や学校設定検査の倍率に上限がない)、県千葉の思うような使い方はできなかったんだけど、県教委に抵抗して見せたということでしょうか。
(2段階目の定員も20%以下と決められているので、学校側は増やしたくても、これ以上増やすことができない)
実際には、学力検査を750点満点にしても大きな違いは出ないんじゃないかなと思いますが、内申比率を下げるという効果(テスト一発勝負的なカラー)は出せてるのかなとも思います。
(でも内申比率が約10.1%から約7.4%になるだけなので、やっぱりたいした差にはならないですね)
まあ、昨年に続いて、県千葉はトップ校として話題を提供してくれるということです。
とりあえず、急ぎ更新しました。