こんにちは、さくらです。
千葉県教育員会のホームページに「令和4年度 千葉県公立高等学校入学者選抜 学力検査結果の概要」が掲載されています。
(今年から資料の名前が「検査の結果」から「検査結果の概要」に少し変わりました、危うく気づかないところだった・・・)
これには公立入試の「平均点」「設問ごとの正答率・無回答率」「得点分布グラフ」などが掲載されています。
過去4年間(2020年までは前期選抜)と平均点を比較してみると
国語 社会 数学 理科 英語 5教科
2018年(H30) 63.2 52.9 58.5 60.0 59.7 294.3
2019年(H31) 54.2 56.6 54.5 60.6 53.6 279.6
2020年(R 2) 46.0 60.7 51.4 48.8 54.6 261.6
2021年(R 3) 52.8 57.7 59.3 54.6 61.7 286.2
2022年(R 4) 47.7 56.3 51.5 52.7 58.7 266.7
5教科すべてで前年の平均点を下回りました、結果、5教科合計では平均点が20点近く下がっています。
まあ、2021年は公立入試が1回になったぶん、受験生の心理的負担を減らすという意味もあってやや易しくしたのでしょう。
平均点が最も下がったのは数学(-7.8点)ですが、塾で上位生の結果を見ていると国語(-5.1点)のほうがきつかった印象でした。
(平均点が唯一40点台ですから、きつくて当然なんですが)
そう思って得点分布グラフを見ると、やっぱり国語の80点台が大きく減っていました。(目分量で5%弱→2%)
90点以上はほぼ0%なので、御三家でも国語で80点以上取れた生徒は半数に満たなかったでしょう。
数学も上位層は大きく減っているのですが(80点台が13%弱→6%)、それでも90点台と合わせて7%もいるので千葉県の数学としては与しやすかったでしょう。
(もっとも、80点以上が15%も存在していた前年がおかしかったわけですが)
5教科のグラフを見ると、今年も450点以上の高得点者はわずかしか存在していません。(「ほぼいない」と言ってよいでしょう)
400点以上は7%くらいいるので、1番手校では400点台前半に受験生がぎっしり並んだはずです。
取れる問題を確実に取り、ミスを出さないことが合格につながったでしょう。
上位校志望の受験生は実力はもちろんですが、最後は訓練度の勝負になります、心して勉強に励みましょう。
いずれまた、正答率や得点分布の分析もまとめてみたいと思います。