こんにちは、さくらです。
9月も半分が過ぎ、暑さもだいぶ和らいできました。
いよいよ入試問題に取り組む秋がやって来ます。
本当に「受験勉強」と呼べる勉強はここからです。
今回は残り半年間の勉強について、大きな流れを確認したいと思います。
高校入試までの半年間には次の3つの時期があります。
1.1学期から続く「先取り学習」の時期
2.先取りを終了して「過去問研究」の時期
3.入試直前から入試期間の時期
それぞれの時期で勉強する内容が異なってきます。
いつまでに何をすべきなのか、しっかり頭に入れておきましょう。
1.先取り学習の時期(~10月)
秋は入試問題に取り組む時期だと書きました。
そのためには未習事項をなくさなければなりません。
「習ってないからできない」というのは言い訳にはならないのです。
10月いっぱいを目安に中学内容の先取りを終了できるように頑張りましょう。
焦る必要はありません。
公立上位校志望で併願校が県内私立2・3校なら、過去問研究は2か月あれば十分です。
既習範囲の弱点分野は引き続きTel帳を進めながら対処していきましょう。
残り時間を考えると、苦手科目や弱点分野を片端から訓練し直すことは得策ではありません。
入試までTel帳で見つけしだい対処するという形で進めていきましょう。
(ただし弱点克服を頑張りすぎないように、Tel帳は進むことが最優先です)
Tel帳は冬休みまでに1回目が終了するように進めていけばOKです。
ただし、過去問を始めるとTel帳に回せる時間が激減するので10月までにガンガン進めましょう。
先取り学習を終える頃に2~3教科が終わっていると安心です。
1回目が終わったら、2回目以降は間違えた問題を中心に問題集として解いていきましょう。
テスト形式ではなく、普通の問題集としてどんどん解いてよいということです。
入試までに3回転できれば相当な効果が期待できるはずです。
2.過去問研究の時期(11月、12月)
先取り学習が終了したら、志望校の過去問(過去の入試問題)に取りかかりましょう。
過去問は先取りが終わる前に取りかからないようにしてください。
未習事項があっては「知らないからできない」のか「実力が足りないからできない」のか判断できないからです。
過去問は前期・後期合わせても8~10回分くらいしか収録されていないので、貴重な1回分がムダになってしまいます。
ただし、私立の出題レベルを知るために1・2回分を解いてみるのはOKです。
特に私立1番手校は高校レベルの出題も多いので、早めにレベルを知って早めの対策につなげていきましょう。
また、私立は問題が学校ごとに違いますから、問題との相性が出ることがあります。
例えば、県船橋志望で併願校は昭和秀英を考えていたけれど、問題を解いてみたら意外と苦戦して、試しに市川の問題も解いてみたら、こっちのほうが解きやすかったなんてことも起こりえます。
問題の様子を知るために早い時期に1・2回分だけ解いてみることは、志望校選択の手助けになるでしょう。
過去問の実施方法については10月に入ってから詳しく書きたいと思います。
3.入試直前から入試期間の時期(冬休み~)
過去問に要する時間は受験する学校数によって異なってきます。
公立+私立併願校1校という受験の仕方なら、過去問はすぐに終わってしまうでしょう。
逆に私立併願校が他都県含め4校以上ある場合は、冬休みにかかってしまうかもしれません。
時期に個人差はあると思いますが、冬休み前後には過去問にメドをつけ調整期間に入りましょう。
千葉県では冬休みが終わると10日で私立入試が始まります。
私立入試から2月24・25日の公立入試まで、ひと月以上入試期間が続きます。
長丁場だけに、入試が始まると体力と精神力の戦いになってきます。
したがって、この時期は「体調が第1」「勉強は第2」になります。
受験勉強は「実力をアップさせる」というより、「実力を100%発揮できる」ための勉強になるでしょう。
具体的には、使い慣れた問題集で典型(パターン)問題を中心に再確認していく作業になります。
もちろんこの時期にもTel帳は使えます(この時期に3回目になっているとgoodです)
3つの時期について、大まかな流れは頭に入ったでしょうか。
当面の勉強は夏の続きになると思います。
学校と平行しての受験勉強は時間が限られて、なかなか思うように進まないものです。
まずは、先取り学習とTel帳について簡単な実施計画を立ててみるとよいでしょう。
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