こんにちは、さくらです。
千葉県教育員会のホームページに「令和2年度千葉県公立高等学校入学者選抜学力検査の結果」が掲載されています。
これには公立入試の「平均点」「設問ごとの正答率・無回答率」「得点分布グラフ」などが掲載されています。
過去4年間と平均点を比較してみると
《前期選抜》
国語 社会 数学 理科 英語 5教科
2016年 57.0 56.6 47.4 46.3 50.3 257.5
2017年 60.8 53.8 51.4 56.4 53.7 276.1
2018年 63.2 52.9 58.5 60.0 59.7 294.3
2019年 54.2 56.6 54.5 60.6 53.6 279.6
2020年 46.0 60.7 51.4 48.8 54.6 261.6
《後期選抜》
国語 社会 数学 理科 英語 5教科
2016年 56.7 62.1 57.9 51.0 60.9 288.7
2017年 67.2 61.6 58.8 61.6 57.7 306.9
2018年 55.7 56.0 62.0 67.5 49.7 290.9
2019年 59.2 65.8 61.0 61.6 61.9 309.5
2020年 54.7 62.1 59.0 59.7 51.5 287.2
2017~19年はやや高めの平均点(易しめの問題)で推移し、入試一本化に向けて300点を視野に入れているのかと思わせましたが、2020年は一転して平均点を下げています。
(まあ、受験生の実感どおりでしたね。実際、前期では国語や理科で苦戦していましたから)
易しくなったり、難しくなったり、入試一本化に向けて公立入試問題の難易度は混迷を深める形になりました。
長い休校の影響もあるでしょうから(試験範囲を削るという話もありますし)、来春の入試問題はどうなるのかまったく読めません。
得点分布グラフを見ると、前期・後期とも450点以上の高得点者がほとんど存在していません。
実質450点満点で、1番手校では400点~450点に受験生がぎっしり並んだはずです。
取れる問題を確実に取り、ミスを出さないことが合格につながったでしょう。
上位校志望の受験生は実力はもちろんですが、最後は訓練度の勝負になります、心して勉強に励みましょう。
いずれまた、正答率や得点分布の分析もまとめてみたいと思います。