さくら進学クリニック 『進学コラム』

千葉県北西部の公立上位高校志望の受験生に受験情報に関するアドバイスをお送りするブログです

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 2020年千葉県公立高校入試は、前期 2月12・13日、後期 3月2日です

 公立上位校を目指す進学塾 《さくら進学塾》 では9月より開講する中2クラス生を募集しています
 現在、前期と後期の2回実施している千葉県公立高入試は、現中2生が受験する2021年から1回だけになります
 入試が1回だけになると有利になるのか不利になるのか、志望校選択や併願作戦に変化はあるのか
 心配はご無用!1996年以前の1回入試を知っている先生なら頼りになるはずです
 もちろん私さくらはよく知っています
 詳しくは さくら進学塾のホームページ をご覧ください
 四半世紀にわたる千葉県公立高入試の制度変更についてのコラムも書いています

518.公立高校進路志望調査を読む

こんにちは、さくらです。
※2月5日追記 前期の出願状況が出ましたので更新しました(2019年の倍率は志願倍率です)

今朝の新聞に「公立高校の進路志望調査」が掲載されました。
これは中3生の志望状況を調査した数字です。
調査は県内私立入試の前に行っているので、私立前期の結果によって動く生徒の分は含まれていません。
実際の願書提出状況とは異なりますので気をつけてください。

今回は、この調査結果から公立1・2番手校の入試傾向を読み取ってみたいと思います。


はじめに1・2番手校(普通科)の志望状況をまとめておきます。

県千葉  (定員240名)  志望者539名   倍率2.25倍
船橋  (定員320名)  志望者801名   倍率2.50倍
東葛飾  (定員240名)  志望者435名   倍率1.80倍
千葉東  (定員320名)  志望者704名   倍率2.20倍
佐倉    (定員280名)  志望者539名   倍率1.93倍
薬園台  (定員280名)  志望者394名   倍率1.41倍
市千葉  (定員280名)  志望者521名   倍率1.86倍

東葛飾は今年から付属中からの進学者があるため、昨年より定員が80名減ってています。
千葉東は昨年までの臨時定員増がなくなったため、昨年より定員が40名減っています。

この倍率は前期・後期を合計した全定員に対する倍率です。
前期選抜における倍率ではありません。
前期選抜は定員の6割しか募集しないので、前期の倍率はこれよりも高くなります。


次に、過去4年間の「調査」と「実際の志願状況」を比較して、今年の傾向を考えていきたいと思います。
調査での志望者数 → 前期選抜での志願者数 (増減数、志願率) 前期実質倍率 の順に記載していきます。

志願率とは私の造語で「調査での志望者数」のうち「実際に前期選抜に志願した数」の割合です。
調査で志望した高校に実際にどの程度(およそ何%)が出願したのかを示しています。
これは 前期選抜志願者数 ÷ 調査での志望者数 ×100 で計算しています。

志望調査はあくまでも「志望」であり、実際には志望した生徒全員がその高校を受験するわけではありません。
上位校では模試や私立前期の結果などから志望を落とす生徒も出てくるので、実際の志願者数は調査よりも減るのが普通です。
そこで、高校ごとの志願者の減り具合を調べてデータを修正し、より精度の高い予想をしようと考えたわけです。

実際に志願率を出してみると、県千葉のように年ごとのばらつきが大きく予想が難しい学校と、
船橋のように変動が少なく予想しやすい学校があることがわかってきました。
そのあたりもふまえて、あくまでも「予想」として参考にしていただきたいと思います。
(「数字遊び」のような部分もありますので、本当に参考程度に笑って見てやってください)


まずは1番手校から。

県立千葉 (前期定員144名)

2015年  519名 → 406名 (-113名、78%)  2.76倍
2016年  533名 → 471名 (-62名、88%)  3.24倍
2017年  584名 → 474名 (-110名、81%)  3.22倍
2018年  524名 → 432名 (-92名、82%)  2.92倍
2019年  539名 → 458名 (-81名、85%)  3.18倍

県千葉は千葉中からの進学者が2クラス分いるので募集定員が少なく、構造的に高倍率になりやすい学校です。
志願率を見てみると年によるばらつきが大きいことがわかります。
これでは信憑性のある予想はほぼできないといってよいです。
志願率が昨年並みの82%なら前期志願倍率は3.1倍ほどになります、まあ3倍前後になると考えてよいでしょう。


県立船橋 (前期定員192名)

15年  771名 → 630名 (-141名、82%)  3.27倍
16年  788名 → 649名 (-139名、82%)  3.35倍
17年  797名 → 653名 (-144名、82%)  3.34倍
18年  790名 → 672名 (-118名、85%)  3.45倍
19年  801名 → 631名 (-170名、79%)  3.29倍

船橋は志願率のばらつきが少ないので予想精度の高い学校です。
志望者800名越えで若干志願率が下がったとして、一昨年並みの82%なら前期志願倍率は3.4倍ほどになります。
普通科は2014年から1学級増になっていますが、まったく関係なく厳しい入試となりそうです。


東葛 (前期定員192名→144名)

15年  616名 → 584名 (-32名、95%)  3.02倍
16年  581名 → 536名 (-45名、92%)  2.78倍
17年  518名 → 487名 (-31名、94%)  2.49倍
18年  630名 → 590名 (-40名、94%)  3.04倍
19年  435名 → 432名 (-3名、99%)  3.00倍

今年から定員が2クラス減る東葛飾は、昨年の高倍率と定員減で敬遠されたのか大幅に志望者を減らしています。
志望者大幅減を見て志願率は多少上がるかもしれませんが、94%でも前期志願倍率は2.8倍と3倍を切りそうです。


千葉東 (前期定員216名→192名)

15年  700名 → 624名 (-76名、89%)  2.84倍
16年  674名 → 635名 (-39名、94%)  2.91倍
17年  679名 → 618名 (-61名、91%)  2.80倍
18年  742名 → 701名 (-41名、94%)  3.18倍
19年  704名 → 612名 (-92名、87%)  3.19倍

千葉東も昨年高倍率と定員減ですが、東葛飾ほどは敬遠されておらず700名を超える志望者を維持しています。
志願率92%でも前期志願倍率は3.4倍となり、県船橋と並ぶ激戦になるかもしれません。


続いて2番手校を見ていきましょう。

佐倉 (前期定員168名)

15年  466名 → 428名 (-38名、92%)  2.54倍
16年  503名 → 453名 (-50名、90%)  2.70倍
17年  517名 → 467名 (-50名、90%)  2.78倍
18年  455名 → 453名 (-2名、99.6%)  2.68倍
19年  539名 → 490名 (-49名、91%)  2.92倍

佐倉は昨年志望者が500名を割り込みましたが、志願者はほとんど減らず(志願率99.6%)高倍率を維持しました。
それでいて今年は志望者84名増と500名を軽く超えてきています。
志願率90%でも前期志願倍率は2.9倍ほどなので、前期・後期で初の3倍越えもあるかもしれません。


薬園台 (前期定員168名)

15年  529名 → 485名 (-44名、92%)  2.89倍
16年  444名 → 406名 (-38名、91%)  2.40倍
17年  500名 → 451名 (-49名、90%)  2.67倍
18年  393名 → 353名 (-40名、90%)  2.09倍
19年  394名 → 378名 (-16名、96%)  2.25倍

昨年、大幅な志願者減に見舞われた薬園台ですが復活はできていません。
志願率が昨年並みの90%なら前期志願倍率は2.1倍ほどになります。
2年連続の低倍率とは薬園台はどうなってしまうのでしょうか。
このまま行くと、2学区No.2の座を小金に奪われる日も遠くはないかもしれません。


市立千葉 (前期定員168名)

15年  458名 → 433名 (-25名、95%)  2.57倍
16年  414名 → 362名 (-52名、87%)  2.14倍
17年  535名 → 478名 (-57名、89%)  2.81倍
18年  443名 → 414名 (-29名、93%)  2.45倍
19年  521名 → 476名 (-45名、91%)  2.83倍

市千葉は見事な隔年現象で500名台に復帰しています。
志願率が90%程度なら前期志願倍率は2.8倍ほどになります。


1番手校は県千葉・県船橋・千葉東が高倍率を維持、2クラス減の東葛飾だけがやや敬遠され倍率を下げそうです。
2番手校は佐倉・市千葉が復活、人気が戻らない薬園台と明暗が分かれる形になっています。


他に気になった学校など。

薬園台のところでも書きましたが、小金が日の出の勢いで伸びてきています。

小金 (前期定員192名)

16年  579名 → 522名 (-57名、90%)  2.71倍
17年  604名 → 567名 (-37名、94%)  2.94倍
18年  618名 → 544名 (-74名、88%)  2.81倍
19年  660名 → 560名 (-100名、85%)  2.92倍

過去3年間を見ると、志望者は高値安定で今年はさらに増えています。
志願率はバラツキがありますが、90%なら前期志願倍率は3.1倍と3倍を超えます。
倍率が高ければレベルも高いとは一概に言えませんが、小金が2番手校に返り咲く日も近いのかもしれません。


他には船橋東が定員320名で志望者323名とすごいことになっています。
前期は定員の6割なので定員割れはありませんが、後期のことを考えると学校関係者は戦々恐々でしょう。
実際には、後期は上からけっこう流れてくるので定員割れはないでしょうが、穴場にはなりそうです。
(もっとも、流れてくるはずの薬園台があんな状況なので、埋まりそうで埋まらないなんてことも・・・)


郡部の理数科は壊滅状態です。(全体定員はすべて40名、( )内は前年)

長生   志望者29名(35名)  0.73倍
佐原   志望者36名(41名)  0.90倍
成東   志望者30名(45名)  0.75倍
匝瑳   志望者18名(24名)  0.45倍

「すべての学区に理数科を」という方針は理数科のレベル低下を招いたように思えてなりません。
希望者がいないところに学科だけ作っても・・・ということなんでしょう。
(実際には、理数科が実質的な理系選抜クラスでなくなった(なくされた)からなんでしょうが)


1・2番手校をざっと見てきましたが、これは過去のデータに基づいた予測にすぎません。
想定外の動きをする場合もありますので、あくまでも参考程度に見てください。

昨年までの入試結果は進学研究会や総進図書のホームページに掲載されています。
1・2番手校以外について調べたい場合は参考にしてください。

前期の願書提出まで残り1週間です。
ここで悩むことでプラスになることはひとつもありません。
前期がダメでも後期があります、こんな調査の数字は気にせずに受験勉強頑張ってください。


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