こんにちは、さくらです。
千葉県教育委員会のホームページに「平成33年度県立高等学校入学者選抜の選抜方法等(案)」が掲載されています。
平成33年から公立入試が1回のみになることはすでに発表済みです。
この文書で注目したいのは (4)選抜方法 です。
調査書、学力検査の成績、各高校で実施した検査の結果等を資料とし、各高校が総合的に判定して入学者の選抜を行う。
選抜資料は原則として得点化し、各高校は選抜の手順、各選抜資料の配点等を定め、選抜・評価方法において公表する。
なお、調査書評定の扱いについて、補正は実施しない。
各高校が選抜の手順や配点を定めるということは、現在の前期選抜のような選抜方法になるということでしょう。
気になるのは「調査書評定で補正は実施しない」という点です、つまり算式1はなくなるということです。
現在の公立入試では中学校評定合計平均値が95点より高いと減点、低いと加点をして、中学校格差を是正しています。
(本当に是正になっているかどうかは別として)
これを実施しないということは、中学校の出した数値のまま内申点として使うということです。
たしか算式1を導入した最大の理由は、絶対評価で中学校の自由に成績をつけさせたら「内申バブル」が起こってしまったからだったと思うのですが。
今度は大丈夫なのでしょうか。(県が中学校にきっちり指導するということなんでしょうかね)
まあ新制度になっても上位校では内申比率は低いままでしょうから、上位生にはあまり影響はないのでしょうが。
むしろ「うちの中学は加点なのか、減点なのか」など、つまらないことで悩む必要がなくなってよいかもしれません。
最初からベストの方法など作れないので、個人的にはこの方法でスタートしてよいのではないかと思います。
(ちなみに(案)とありますが、お役人の決めることなのでほぼ決定事項と考えてよいのでしょう)